第1回 岡歩美さん(元SEALDsTOKAIメンバー)

第2回
新美加寿奈さん(全国ネットママの会@愛知)
 安保関連法反対運動や前回の参院選で愛知県内の野党共闘に尽力した新美加寿奈さんに、市民として、また3人のお子さんを育てるママとして、どのような気持ちで運動に参加されているのかお話を聞きました。
 

「運動に参加したきっかけ」

 私は、2011年に東日本大震災を経験、また双子を妊娠したことを機に仕事を辞め、東海地方に避難してきました。今まで仕事中心の生活で、政治に対する関心も薄かったのですが、育児中心の生活になり、子供に関係するニュースに目が行くようになり、今の政府に対する違和感を覚えるようになりました。秘密保護法や集団的自衛権のニュースをみて、直感的に「やばい」と思ったのを覚えています。その流れで安保関連法の制定がなされ、「世の中がおかしくなってきている」と感じ、動かずにはいられなくなりました。まず、自分が何に違和感を覚えたのかを知るために学びました。そして、私が最初に行ったのは、今住んでいる地域の議会に、安保法制に懸念を示す請願書の提出です。その請願書を提出した結果、議会で可決され、国会に意見書として提出してもらうことができました。
 この時、私は「自分が動くことで世の中において動かせるものがある」と実感し、この経験が今も運動を続けられるモチベーションになっています。そして自分の「声」をより大きく伝えていくための場所を探したところ、ママの会@愛知を見つけ、今の私があります。 

「全国ネットママの会@愛知の取組み」

 今、ママの会@愛知は、次回の衆議院選挙に向けて動いています。昨年の参議院選挙以上に、愛知県民が一体となり、野党共闘の実現に向けて力を入れていかなければならないと思っています。具体的には、他団体との交流を積極的に図っています。他団体との交流で、感じるのは世代間の意識の違いです。共通意識を持つことの困難さを感じています。しかし、今は同じ目標を持つ人同士がぶつかり合っていてはなりません。互いの運動の取組み方を認め合い、良いところは真似し合って悪いところは訂正し合うことが実現できれば、運動の質や効果は上昇していくと思います。市民連合が掲げるスローガン「リスペクトの政治へ」を共通意識として持っていきたいと思います。

「次期衆議院選挙に向けて」

 前回の参議院選挙で良かったのは、野党共闘との共通した目標を持つ市民や団体がまとまり、市民運動を活発化させることができたことです。野党共闘とのきっかけがなければ、多様な世代と交流する機会はありませんでした。様々な人と繋がることができ、次の衆議院選挙に向けた運動に大きな力になっています。
 参議院選挙では一定の成果がありましたが、無党派層や無関心層に対して浸透しきれなかったことが反省点として挙げられます。次回の衆議院選挙では、前回以上に共通意識を持つこと、無党派層や無関心層への浸透、特に個人個人への呼びかけを重視していきたいと思います。

「最後に」

 市民運動を続けていく上で大切なのは、皆で支え合って、楽しく運動を続けていける環境を作ることです。辛いとか苦しいと思って取り組んでも運動を広げていくことはできません。私は、プラス思考を崩すことなく、良い一年だったと笑って思い出せるような運動に取り組み、野党共闘の実現を目標に頑張っていきたいと思います。

「全国ネットママの会@愛知」

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